二重人格は二つのまったく異なる≪テレビ・占い・雑誌≫

人格が同一人物のなかに交代して現れ、長期にわたって一方の人格が持続し、他方の人格のことについてはなにも思い出せないようなヒステリー的人格をいう。

解離性同一性障害ともいう。

一般に、もともとの人格が良心的で勤勉であるのに反して、交代して現れる人格は享楽的で放埒な場合が多い。

このような人格の交代はかならずしも二重でなく多重であり、24の人格をもつケースも報告されている。

症例としてはそれほど多いものではなかったが、1990年代になると多重人格に関心を寄せる臨床家も増え、日本でもまれな症例ではなくなった。

人格の交代の中間段階はなく、眠りから覚めてみるとまったく違った人格になってしまっていることが多く、それ以前の人格は喪失してしまっている。

催眠暗示によって実験的に二重人格と類似の状況をつくりだすこともできるが、このことは二重人格の症例を扱うときのむずかしさを端的に示している。
update:2010年02月05日